当地域の日本人子女教育環境について

1)これまでの経緯

平成25年1月 グアナファト州イラプアト市にグアナファト補習授業校設立(児童生徒数:15名)

平成28年8月 同校生徒数が100名を超過。文部科学省からの教員派遣について特別要請

平成29年4月 同校に文部科学省派遣の校長が着任(生徒数:126名)

平成29年9月 グアナファト日本人学校設立検討委員会発足

平成29年12月 グアナファト日本人学校設立準備委員会発足

 

2)グアナファト補習授業校の公共性の高まりと増え続ける在留邦人子女教育ニーズ

・グアナファト補習授業校は、設立当時、ホンダ、マツダを中心に同州近隣の所在企業で駐在員子女教育に具体的なニーズをもった有志企業とその保護者によって設立された補習授業校です。

・同校は設立からわずか5年足らずの間に生徒数は130名を超え、半径100km超の広範な地域から在留邦人子女が通学する補習授業校へと成長し、更に生徒数が増え続ける見通しがあり、公共的な使命を担う在外教育施設として、よりその位置づけが高まりました。

・その後も児童生徒の増加が見込まれ、教室の確保、必要教員の確保に課題が出てきており、解決できない場合、2019年にも入学制限による待機児童生徒が発生する可能性が出てきました。

 

3)当地域の日本人子女教育環境のあり方

・以上の状況から、2017年9月グアナファト日本人学校設立検討委員会が設置され、同委員会での結論として、イラプアト市に日本人学校を設立し、ケレタロ州に補習授業校を設立することが、メキシコ中央高原 ーバヒオ地区ー における在留邦人教育にとって最適であると判断されました。

・これを受けて、2017年12月グアナファト日本人学校設立準備委員会が設置され、設立に向けた検討が進められるとともに,ケレタロ州においても、ケレタロ補習授業校設立準備委員会が設置され、ケレタロ市に補習授業校を設立すべく準備活動が続けられました。